クラウドファンディングで失敗するプロジェクトには、共通する特徴があります。このページでは、失敗してしまいがちなプロジェクトの特徴を、理由と合わせてわかりやすく解説します。
クラウドファンディングは、手順に沿って必要な準備を進めれば、誰でも始められます。しかし「とりあえず始めてみよう!」という気持ちで進めてしまうと、思うように支援が集まらず、目標金額に届かない…という残念な結果になりがちです。
せっかくのプロジェクトを失敗に終わらせないためにも、これからクラウドファンディングに挑戦する方は、ぜひこの記事を参考に準備を進めてくださいね。
1.目標が曖昧でわかりにくい
クラウドファンディングにおいて、プロジェクトの目標を支援者に伝えることはとても大切です。目標が曖昧でわかりにくいと、支援者の共感を得ることは難しくなります。
プロジェクトページでは、「何のためにこのプロジェクトを実施するのか」「どのような未来を実現したいのか」など、プロジェクトを達成することで成し遂げたい目的を明確に伝えることが必要です。
単に資金を集めたいというだけでなく、具体的な数値目標や達成後のビジョンを示すことで、支援者の理解と共感を得やすくなり、支援を得ることに繋がります。
2.リターン品が魅力的でない
クラウドファンディングは、支援者に「リターン」を購入してもらうことで、金額が集まる仕組みです。そのため、リターン品の内容が支援者にとって魅力的でないと、支援を集めることが難しくなります。
誰でも手に入れられるようなものや、プロジェクトとの関連性が薄いリターン品は、たとえプロジェクトに関心を持ってくれた人だとしても支援を受けにくいんです。
リターン品は支援したいと思えるような、オリジナリティや希少性のあるものを設定しましょう。また、リターンの種類が多すぎると、支援者が混乱してしまう可能性もあるため、リターンの種類は厳選してそれぞれの内容を分かりやすく説明することも重要です。

3.事前準備が不足している
クラウドファンディングは、プロジェクトを公開してからがスタートではありません。
むしろ、公開前の準備が非常に重要です。ターゲットとなる支援者層を明確にし、彼らがどのような情報に関心を持つか、どのようなリターンに魅力を感じるかを事前に分析する必要があります。

実際に、制作した文章やデザインを様々な方にお見せして、いろいろな意見に耳を傾けすぎて変更していった結果、「何を伝えたいのか分からない」軸がぶれたプロジェクトを見てきました。だからこそ、事前準備の段階で、「誰に」「何を提供したいプロジェクトなのか」を起案者自身も理解し、明確にする動きが大切です。
目標金額と募集期間の設定が適切でない
クラウドファンディングの目標金額があまりにも高すぎると、支援者のモチベーションを低下させる原因となり、目標達成が難しくなる可能性があります。一方で低すぎる目標金額では、必要な資金を十分に集められません。
クラウドファンディングの目標金額の設定については、以下の記事で詳しく解説をしていますので、ご確認いただければと思います。

また、募集期間があまりにも長すぎると支援者の関心が薄れますし、起案者自体もプロジェクトへの熱量が低下します。
いわゆる中だるみと呼ばれる期間が長く続くこととなり、プロジェクト自体が停滞してしまう可能性があります。
一方で募集期間が短すぎると、支援者の目に触れる期間が短いため、プロジェクトに挑戦していたこと自体知られず、十分に支援が集まりません。
プロジェクトの規模や内容に合わせて、現実的な目標金額と適切な募集期間を設定することが重要です。
スケジュール管理ができていない
クラウドファンディングは、準備段階から、募集期間、リターン発送まで、多くの手順を踏む必要があります。
これらの一連の流れを計画を立てずに見切り発車してしまうと、対応が追いつかなくなったり、何かを見落としてしまったりして、プロジェクト準備が滞り、結果的に支援者の期待に応えられない可能性があります。

周囲に頼らず、ひとりきりで挑戦している
クラウドファンディングは一人でも始めることができますが、成功させるためには、周囲の協力が不可欠です。
友人や家族、同じビジョンを持つ仲間たちと連携したり、SNSで共感してくれたフォロワーに情報を拡散したりすることで、プロジェクトの成功率を大きく高めることができます。
また、クラウドファンディングの仕組みやルール、リターンの設計、広報戦略など、専門的な知識を持つ人にアドバイスを求めることも有効的です。

他のプロジェクトと差別化をするためには、経験豊富で専門的な知識を持つ代行会社やコンサルティング会社の協力を得ることも検討しましょう。
友人・知人へのご連絡を行わない
クラウドファンディングは、身近な方に応援してもらうことがベースとなり、そこからプロジェクトが外部の方へ見られていくような仕組みをもつプラットフォームとなります。
クラウドファンディングがうまくいかない方は、ご連絡周りを実施しない場合が多いです。
「お金がないと思われたくない」「身近な人に知られたくない」といった思いが、プロジェクトの拡散を止めている要因にもなります。

クラウドファンディングに挑戦するならば、プロジェクトを周りの方に知ってもらうための努力は必要不可欠となりますので、クラウドファンディングへの挑戦を決めたら周囲の方へのご連絡周りは行うようにしてください。
以上の7つが、失敗しがちなクラウドファンディングの特徴とその理由です。
クラウドファンディングは、夢を叶えるための素敵な手段です。ですが、ただ「お金を集めたい」という気持ちだけでは、なかなか成功しません。
今回お話した特徴を参考に、「何のために・誰に・どのような」価値を提供するのか をしっかりと考え、共感を生むプロジェクトを計画することが大切です。
事前準備を十分に行い、支援者の立場になって考えることです。あなたの素晴らしいアイデアが支援者に伝わり、共感を得られるように、ぜひチャレンジしてみてください!
やもにクラウドファンディングの相談をしよう!
「クラウドファンディングをひとりでやるのは不安!」
「一緒に伴走しながらプロジェクトに望んで欲しい!」等
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