【資金調達法の違いを知ろう】クラウドファンディングと補助金・助成金の違いを徹底解説

「新しい事業やイベントを始めたいけど、資金が足りない…」
「資金調達の方法の違いがいまいち分からない」

新しい事業を立ち上げるときに必ず訪れるのが、資金の壁。

その壁を越えるためにクラウドファンディングや補助金・助成金などでの資金調達手法が多々あります。

クラウドファンディングは、自分の実施したいプロジェクトを応援してくれる方から資金を集める仕組みですが、同じく資金調達の手段である補助金や助成金との違いを知らない方も多くいます。

クラウドファンディングでの資金調達他、補助金や助成金等の申請手続きもサポートさせていただいておりますので、気になる方はぜひ個別相談でお問い合わせください。

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クラウドファンディングと補助金や助成金とでは、資金の募集方法や支援者など、制度の特徴が大きく異なります。

今回は、これから新しい事業に取り組むために資金調達をしようと考えている方に向けて、クラウドファンディングと補助金・助成金の違いをわかりやすく解説します。

クラウドファンディングと補助金・助成金の特徴

まずは、クラウドファンディングと補助金・助成金の基本的な特徴を説明していきますね。

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングは、インターネット上のプラットフォームを通じて、自分のプロジェクトに共感してくれる方々から資金を募る仕組みです。

代表的な「購入型クラウドファンディング」では、新商品の開発や地域活性化などのプロジェクト内容を公開し、支援を募ります。

支援者は魅力的だと感じたプロジェクトに対して、リターン品(新商品や特産品など)を購入する形で支援を行います。

▽クラウドファンディングの詳しい解説についてはこちらからどうぞ!

補助金・助成金とは?

一方、補助金・助成金とは、国や地方自治体、民間団体などが、特定の目的や事業を行う個人や企業に対し、資金を交付する制度です。

例えば、中小企業が生産性を上げるための設備投資を行う場合、その費用の一部を補助する制度が国によって設けられています。

資金を受け取るためには、事業内容や資金使途などを記載した申請書や必要書類を決められた期限内に提出する必要があります。

提出書類が条件を満たしており、審査に通過すると、補助金や助成金などの資金が実施団体から交付されます。

主な違いポイント

次に、クラウドファンディングと補助金・助成金の異なるポイントを説明していきます。

①資金提供者

クラウドファンディングは、不特定多数の一般の方たちから資金を集めるのに対して、補助金・助成金は行政機関や民間団体など、あらかじめ決められた団体から資金を受け取るものです。

②資金の集め方

クラウドファンディングは、プロジェクトに対する想いを共感してもらうことや、リターン品に興味を持ってもらうことにより資金が集まります。

一方で補助金・助成金は決められた審査の基準があり、そこに適合していることにより資金の受け取りが可能となります。

補助金・助成金は申請すれば必ず通るわけではありません。審査基準は様々な規定があるため、中小企業診断士さん等のプロと並走して、準備をしっかりと進めることをおすすめします。

 

③資金使途の自由度

クラウドファンディングでは、プロジェクトページに集められた資金をどのような目的で使用するかを記載する必要があるものの、その使用目的に特に制限はありません。

一方で、補助金・助成金は決められた目的のために使用することが交付の要件であるため、使用目的の制限や、使用した後の報告義務などがあるものが多くあります。

クラウドファンディング、補助金・助成金ともに、事業をより拡大・発展させていくための資金であることを念頭に置き、資金調達することが基本です。
支援者の期待や応援を裏切らないためにも、活動報告などで進捗状況を共有することをおすすめします。

④実施時期

クラウドファンディングは、自分の準備が整ったタイミングで、いつでも始めることができます。しかし補助金・助成金は、実施団体が募集の時期を決めるため、その期間でなければ申請をすることができません。

メリット・デメリット

説明した違いをもとに、それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。

クラウドファンディングのメリット

①開始のハードルが低い

いつでも実施することができる上に、資金の使い道の制限がほとんどないため、好きなタイミングで自身のプロジェクトに対する資金を募ることができます。

②プロジェクトのPRも同時にできる

実施することにより、メディアの方へのアプローチができるなど、多くの方にプロジェクトを知ってもらうきっかけを作ることも可能です。

③支援者とのコミュニケーションが取れる

支援者に対してリターン品の送付や報告書の送付などのコミュニケーションをとる機会があるため、自分の事業や商品のファンになってもらえる可能性があります。

クラウドファンディングのデメリット

①目標金額に達しないリスクがある

支援が集まらない場合は目標金額に達成することができず、事業や商品開発を実現するのが難しくなる可能性があります。

プロジェクトページは特別な事情がない限り、非表示にすることはできません。プロジェクトページがプラットフォーム上に半永久的に残るため、目標金額に達成しない場合は、リブランディングになる可能性もあります。

②実施するための費用がかかる

実施するためには、支援者へのリターン品を用意する資金や、プロジェクトを公開するためのプラットホームに支払う手数料などの費用が必要です。

プラットフォーム費用は集まった金額から手数料として引かれ、リターン品を用意する費用については、資金調達ができてから対応する形がほとんどなので、先に在庫を抱える必要はありません。(ですが、商品が用意できる状態でリターン品を用意するのが大前提です!)

補助金・助成金のメリット

①リターン品を用意する必要がない

返済義務がないため、リターン品送付のように資金の代わりに差し出す必要のあるものはありません。

②申請要件を満たせば比較的確実な資金調達が見込める

資金の交付要件が明確に決められているため、受給の可能性や受給金額が予測しやすいです。

補助金・助成金のデメリット

①申請書類の準備が複雑

申請方法を確認しても、記載内容が複雑であることが多く、提出書類を整えるのが難しいです。

②審査が厳しい

要件を満たしていなければ審査に通らないため、準備をしても資金を受け取れない可能性があります。

③資金の用途が限定的

受け取った資金の使い道は、その補助金・助成金の対象となっている事業に限られているため、自由に使うことはできません。

向いているプロジェクトの特徴

それでは、クラウドファンディングと補助金・助成金は、具体的にどのようなプロジェクトに向いているのでしょうか?

クラウドファンディングに向いているプロジェクト

次のような、広報活動も兼ねて大勢に知ってもらいたいようなプロジェクトに適しています。

・商品開発や新規事業立ち上げ
・社会課題の解決
・地域活性化プロジェクト

クラウドファンディングは資金調達以外のメリットも多くあるため、商品やサービスの認知向上を目指したいと考えている方や、ファン化を促進したい方、商品・サービスのテスト販売をしたいという方など、資金調達以外のメリットも受けたい!という方は、クラウドファンディングに向いています。

補助金・助成金に向いているプロジェクト

次のように、短期間で成果が見えにくいプロジェクトなどは、クラウドファンディングよりも補助金などの方が適している場合があります。

・研究開発事業
・長期的な事業展開

どのようなプロジェクトなのかにもよりますが、開発されることで支援者の方にとって嬉しい未来が提示できるものであれば、クラウドファンディングでの立案も向いていますよ^^

まとめ

クラウドファンディングと補助金・助成金は、どちらも資金調達の方法ですが、それぞれに違った特徴があります。

クラウドファンディングでの資金調達は、多くの方に自分のプロジェクトを知ってもらう機会を作ることができる上に、幅広い目的で実施することができます。

夢を叶えるための資金調達をする時は、プロジェクトの目的や特性と、資金調達方法それぞれの特徴との適正を考えて、最適な方法を選ぶことが重要です。

今回の内容を参考に、夢の実現に向けて資金調達にチャレンジしてみてください!

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